これからの採用はスキルベース採用が主流に?!

2022/06/21

こんにちは!プロリクの坂井です。

本日は、プロリクが発行しているHRニュースをお届けさせていただきます。

 

これからの採用はスキルベース採用が主流に?!

25年程前、多くの企業は募集要項に大卒の条件を課していました。しかし2000年代後半から2010年頃まで続いた世界的な不況の後、多くの組織はこの要件を外し始めています。

今回のコンテンツでは、スキルベースの採用に関して、海外ではどのような採用傾向が進んでいるのかリサーチした内容をお届けします。

学歴ではなくスキルを基準とした採用の広がり

米データカンパニーとして有名な企業、Emsi Burning Glassが、2017年から2020年までの5100万以上もの求人票を分析した結果、

多くの職種において、企業側は学位の必須条件を無くしていたとのこと。特に顕著だったのは、ミドルスキルのポジションで、その変化は一部のハイスキルポジションでも見られました。

売り手市場のマーケットになると、企業は学位要件を強調しなくなります。この傾向は2010年代後半からさらに加速し、ミドルスキルポジションで46%、ハイスキルポジションで31%が学位要件を撤廃しています。

特に、採用が難しいITやマネジメントポジションではこの傾向は顕著に起こっており、候補者の評価時に、学位要件の条件を採用基準から外し、その代わりにスキルと能力の証明を基準とする傾向があります。

このスキルベース採用の変化は、これまでの学位ベースの採用基準から漏れていた多くの潜在的な候補者にとってチャンスが増えることになります。

ただし、この構造的なリセットが将来的に全般的に受け入れられるかは、ままだまだ不透明。

今後、学位ベースの採用は本当になくなっていくのか?

企業が学位要件を撤廃していく流れにおいて、どういった変化が起こっているのかを調べるために、いくつかのリーディングカンパニーを対象としたIT関係の職種で調査を行いました。

その結果、どの企業においても、学位要件を削除している傾向にはありましたが、そうではない企業も十分に存在しています。

例えば、現在IT企業の業界全体としては平均52%が学歴をベースとした採用を未だに強固に採用をしています。

・アクセンチュア26%

・IBM29%

・インテル94%

・HP92%

・アップル90%

特に米国では、大学を卒業することがスキルの証明に繋がるという意識が日本よりも強いため、多くの人材の足切りとして、未だに学位ベースの採用がされている企業も多い印象です。

一方で、学位要件を外している企業においては、ソフトスキルに関する人物要件をより明確にした求人内容になっている傾向が見て取れました。

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