エンジニア向け採用広報・ブランディングをプロリクのフレームワークに沿って個社別に調べてみた

2022/09/26
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弊社ではエンジニア採用におけるブランディング・採用広報について、自社メディア、テックブログ、SNS、ピッチ資料、動画コンテンツ、イベント協賛など複数の観点からフレームワークを作成しました。

フレームワークについては、本記事一番下の「採用広報フレームワークのダウンロードフォーム」よりダウンロード可能です。

フレームワークイメージ画像

2022年5月に一般社団法人日本CTO協会からエンジニアが選ぶ開発者体験が良いイメージのある企業ランキング30が発表された為、上位にランクインしている企業がどのようなブランディングをしているのかを弊社のフレームワークに当てはめながら調査をしてみましたので、記事として公開したいと思います。

今回は上位にランクインしている、メルカリ、ヤフー、LINEの3社について、どのようなチャネルで、どのような発信をしているのか調べてまとめてみました。

メルカリ、ヤフー、LINEの3社の共通点

まず3社で共通して実施していることがありましたので、ざっと書き出してみます。

  • エンジニアサイト(テックブログ)で、定期的に情報発信をしている。
  • Github、Qiitaで技術コンテンツも発信している
  • Twitter、Facebook、Linkedin等のSNSを活用している
  • セミナー、ミートアップを頻繁に開催
  • Bloomを利用したキャリア登録を用意
  • 豊富な動画コンテンツ
  • イベント協賛

会社別で細かく解説していきます。

メルカリの場合

メルカリが情報発信をしている自社サイトは、主に、mercari careersという採用専用サイト、mercari engineeringというテックブログ、mercan(メルカン)というメルカリの「人」を伝えるサイトの3つとなります。

mercanでは、「人に特化した」と打ち出している点が、社員を大事にしている印象を受けます。

インタビュー形式または対話形式で書かれた記事が多く、メルカリで働く人がどんな考え、どんな想いで働いているのかがわかります。

また、動画をうまく活用しています。

採用サイトでは、MVV(ミッション、ビジョン、バリュー)、カルチャー、Diversity(多様性)など複数のページに分かれていますが、社員のインタビュー動画が組み込まれているページが多く、テキストだけでなく動画も活用して訴求しています。

また、これらの動画は、外国籍の方が英語で話している動画が多く、多国籍でグローバルなブランドイメージを打ち出していることがわかります。

その他チームごとの紹介動画もあり、求人ページに動画を組み込んでいるケースもあります。

データ活用とデザインについては、この分野だけ切り分けをしており、noteで公式ブログとして情報発信をしていました。

Mercari Designのnoteへのリンク↗︎

Mercari Analytics Blogのnoteへのリンク↗︎

技術コンテンツとしては、GithubQiitaで発信をしています。

採用の入口については、応募だけでなく、Meetyを利用したカジュアル面談、Bloomを利用したキャリア登録も用意しています。

Meetyについては積極的に活用をしているようで、「メルカリグループ関連のMeetyページが63個あったので、話すネタを全部見てみた」という記事も発見しました。

SNSについては、Linkedin、Twitter、Facebookを活用していました。

メルカンやテックブログの記事の発信、イベント告知、イベントでの発表スライドなどをそれぞれのSNSでも発信しています。

イベント協賛も積極的に行っており、ISUCON、iOSDC Japan、DroidKaigi、Gopher道場などの技術者向けの競技、カンファレンスなどに協賛をしています。

  • ISUCON:お題となるWEBサービスを決められたレギュレーション内で高速化を図るチューニングバトル
  • iOSDC Japan:iOS関連技術をコアのテーマとした技術者のためのカンファレンス
  • DroidKaigi:エンジニアが主役のAndroidカンファレンス
  • Gopher道場:実践的なGoを体系的に学べる場

メンバー紹介は、Wantedlyでメンバーで紹介されています。代表取締役、取締役の経営陣だけでなく、数十人(百人近い?)メンバーが登録されています。

LINEについて

LINEはLINE Engineeringというエンジニアサイトを中心に情報発信をしています。

LINE Engineeringでは、ブログ記事、社員のインタビュー記事、カルチャーについて、オープンソースなどを発信しています。

カルチャーのページには動画が組み込まれており、外国籍の方が複数名出ており多国籍な組織であることと、タイ、台湾などにも海外展開もしていてグローバルなイメージ、そして皆が共通したカルチャーを持っている印象を受けます。

インタビュー記事については、エンジニアの方の入社経緯、仕事内容だけでなく、システムリプレイス、不具合の解消、開発秘話など技術的な側面に深く踏み込んだ記事も見受けられます。

また、記事のタグを見ると、フィールド、言語、チーム、プロダクトなど細かくタグ付けがされており、多岐に渡る情報発信をしており、透明度高い印象を受けます。

SNSでは、Linkedin、Twitter、Instagram、Facebookを利用しており、ホームページや自社メディアでの記事を発信をしています。

また、動画では、LINE株式会社 RecruitingというYouTubeチャンネルが頻繁に更新されており、オンライン会社説明会、オンラインイベントの動画をアップしています。

ヤフーについて

ヤフーのエンジニアにおける発信は、テックブログで記事として月に5記事から10記事ほど発信をしています。

インタビュー記事ではなく、エンジニアの方が技術負債を返済した話、デザインについて、チューニングの進め方など日々の現場で起こっていること、仕事で学んだことのアウトプットとして定期的に記事として発信しています。

登壇資料についてはドクセルで公開し、登壇動画はYouTubeで公開をしています。

また、エンジニアに絞られているわけではありませんが、採用情報の中に「動画で知るヤフー」というページがあり、オフィスツアー、働き方、カルチャーなどそれぞれ訴求したい内容別で動画を出していることも特徴です。

また、「Yahoo! JAPANの研究開発」というサイトでは、自然言語処理、機械学習、データサイエンスなど先端分野の研究開発について日々の活動、研究結果などを発信をしています。

SNSはTwitter、Linkedin、Facebookを利用しており、イベント情報、採用情報などホームページやブログの記事をSNSでも発信しています。

まとめ

まず大前提として、各社情報を包み隠さず積極的に発信していることがわかります。特にエンジニアならではの技術的課題への向き合い方、課題をどう解決したのかなど、エンジニアの方にしか書けない情報を発信していくことが重要です。

また、各社ともに会社のカルチャーについては動画を通じて発信していることがわかりました。

LINEの動画のように、MVV(ミッション、ビジョン、バリュー)が社員全体に浸透しているアピールをすることもできそうです。

弊社では、エンジニアに特化した採用代行、採用ブランディングを行っています。

ブランディングの戦略・企画から記事作成、動画作成など御社に沿ったご提案を致しますので、採用ブランディング・採用広報でお困りの方は是非お気軽にご連絡ください。

今回のリサーチの軸としているフレームワークは以下よりダウンロードいただけますので、是非フォームよりお問合せください。

自動返信にてURLを送付いたします。

採用広報フレームワークのダウンロードフォーム


 

 

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